GWX-EOS セミナー
4 イベント
-
セミナー
磁気回転効果による中性子星の自転と中性子スピンの間の角運動量変換
2025年8月28日(木) 10:00 - 12:00
舟木 博志 (慶応義塾大学 理工学部 特任助教)
[NOTE] 本インフォーマルセミナーは長瀧天体ビッグバン研究室により主に企画されており、日本語で行われます。また、GWX-EOS Working Group および iTHEMS-ABBL Joint Astro Study Groupとのジョイントイベントです。 概要: 本講演では、中性子星のクラストとコアの間で角運動量が交換される新たなメカニズムを、磁気回転効果を介して提案する。拡張された流体力学を用いることで、中性子星の自転に相当するマクロな角運動量と、中性子の軌道およびスピンから生じるミクロな角運動量の相互作用を取り込む。クラストにおけるマクロスケールな回転がコア内のミクロスケール角運動量に影響を与え、中性子スピン偏極を引き起こすことを明らかにし、(反)グリッチの代替シナリオを提案する。本研究は、中性子星物理学でこれまで見逃されていたマルチスケール角運動量相互変換を浮き彫りにし、磁気回転天文学の新たな道が拓かれると期待される。
会場: セミナー室 (359号室) 3階 359号室とZoomのハイブリッド開催
イベント公式言語: 日本語
-
セミナー
Thermal evolution of accreting neutron stars
2025年7月20日(日) 16:00 - 17:30
Martin Javier Nava-Callejas (Postdoc, Université Libre de Bruxelles, Belgium)
Neutron stars undergoing mass accretion at low-mass X-ray binary systems (LMXBs) represent an outstanding opportunity to test our current models for nuclear matter and its properties, in particular those related to thermonuclear reactions at the surface, as well as the evolution of their ashes via weak reactions. While some aspects are relatively well understood, there are others which call out for further attention or a re-examination of what we so far know. In this talk I will discuss the current state-of-art regarding the modelling of thermal evolution of these objects and will introduce a new method aimed to simplify the calculation of thermal evolution during accreting episodes.
会場: via Zoom
イベント公式言語: 英語
-
セミナー
中性子星の物性物理II
2025年6月25日(水) 14:00 - 16:30
猪谷 大輔 (慶応義塾大学 自然科学研究教育センター 訪問研究員)
宇宙で最もコンパクトな天体である中性子星は様々な物質で構成されていますが、低温高密度な環境故、物質中で強い相互作用、ないし凝縮状態を示します。そうした量子物質の記述に物性物理の知見は欠かせません。本講演では、参加者との活発的な議論のもと、中性子星物質を記述する物性物理の理論的側面の解説が行われます。
会場: 理化学研究所 和光キャンパス 3階 359号室 (メイン会場) / via Zoom
イベント公式言語: 日本語
-
セミナー
中性子星の物性物理I
2025年6月25日(水) 10:00 - 12:30
田島 裕之 (東京大学 大学院理学系研究科 助教)
宇宙で最もコンパクトな天体である中性子星は様々な物質で構成されていますが、低温高密度な環境故、物質中で強い相互作用、ないし凝縮状態を示します。そうした量子物質の記述に物性物理の知見は欠かせません。本講演では、参加者との活発的な議論のもと、中性子星物質を記述する物性物理の理論的側面の解説が行われます。
会場: セミナー室 (359号室) (メイン会場) / via Zoom
イベント公式言語: 日本語
4 イベント