iTHEMSの組織をご紹介します。

  • 理化学研究所 数理創造研究センター (iTHEMS) センター長: 磯 暁
    • 数理基礎部門 部門長: 磯 暁
      • 数理遺伝学理研ECL研究ユニット 理研ECL研究ユニットリーダー: シュパイデル 玲雄

        当研究室では、ヒトの進化を明らかにする新しい数理・統計手法の開発と応用に焦点を当てています。我々は皆、少しずつ異なるDNA配列を持っています。このDNA配列は何十万年の進化の痕跡を記録する、進化の「タイムカプセル」です。先祖の移動・混血・拡散、気候の変化や病原体への適応、絶滅したネアンデルタール人との接触などをDNAから再構築することを、当研究室では目指しています。これらのゲノム情報を活用し、ゲノム進化と今日に伝わる我々の健康への影響を明らかにしていくことを目指しています。

    • 数理展開部門 部門長: 初田 哲男
      • AI展開チーム チームディレクター: 磯 暁

        数理展開部門では、数理科学における基礎研究の成果と、ビッグデータ、人工知能、大規模計算、量子計算等の数理・情報・計算手法を有機的に連携し、自然システム、生命システム、人工システム、社会システム等の動態予測と制御に資する分野横断的研究を展開します。 AI展開チームは、この中でも、最先端のAI研究と数理科学に基づいて自然科学や社会科学の研究を加速する“AI for Science”を、iTHEMS内外の研究者と協力して推進します。

      • 数学応用研究チーム チームディレクター: 小谷 元子
      • 量子数理科学チーム チームディレクター: 初田 哲男
      • 医科学データ駆動数理チーム チームディレクター: 川上 英良

        私たちの研究室では、人工知能、システム生物学、データサイエンスを統合し、複雑なヒト疾患の理解と予測に取り組んでいます。マルチモーダルデータにもとづく解釈可能なモデルを開発し、データ主導の発見と生物医学的洞察を組み合わせることで、健康と疾患のメカニズムを解明することを目指しています。また、臨床現場における早期診断、患者層別化、個別化介入を支援するツールの開発を行っており、人間の健康に関する物理的領域とサイバー領域を接続するデジタルツイン技術の開発を目指しています。

      • 医科学深層学習チーム チームディレクター: 清田 純

        当研究室では、深層学習の医科学領域への適用に必要な基礎理論の構築を研究しています。具体的には、時系列データを入力として予測を行う深層学習フレームワークの構築、多数の深層学習エージェントが相互作用する社会としての強化学習、それらの領域の量子コンピューティングへの展開などが主な研究テーマです。

      • 予測科学研究チーム チームディレクター: 三好 建正
      • 数理社会科学チーム チームディレクター: 初田 哲男
    • 国内外連携・人材育成部門 部門長: 多田 司
      • 九大数理連携チーム チームディレクター: 富安 亮子

        本チームは、九州大学および九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(IMI)とのつながりを活かし、分野を越えた交流と思いがけない発見や対話の機会を育むためのセミナーやCoding sessionを開催します。必要に応じて理論と実社会との接点を重視した活動を行うとともに、実用に限らない学問的深化にも目を向け探求して参ります。

      • 理研バークレーセンター 理研バークレーセンター長: 長瀧 重博

        理研バークレーセンターは、数理創造研究センター内に設置され、UC バークレー校に拠点を構えています。極限宇宙、量子重力、素粒子、原子核など、基礎物理学の融合的研究を推進するとともに、日米の研究者交流や滞在支援を通じて頭脳循環に貢献しています。また、センターのメンバーは日本の理研拠点にも随時滞在し、日本に拠点を置く研究者との活発な交流も期待されています。

    • 社会連携部門 部門長: 永井 智哉
    • センター長室 室長: 永井 智哉