日時
2025年2月19日(水)14:45 - 18:30 (JST)
講演者
  • 國府 寛司 (京都大学 理事)
  • 高橋 淑子 (京都大学 大学院理学研究科 生物科学専攻 教授)
言語
日本語

14:45-15:00 ティータイムディスカッション

[15:00-16:30 第1部 MACS10周年記念コロキウム]
15:05-15:05 はじめに(佐々真一 SACRA学際融合部門長)
15:05-15:30 講演1「MACS はどのように始まったか?」國府寛司 博士 (数学・数理解析専攻 教授)
2016年5月のキックオフシンポジウムから始まったMACSが2025年度で10年目を迎えるという時期にあたり,その立ち上げの時のことを振り返ってお話したい.特に,10年前にどのような人々がどのようなことを考えて,それがMACSプログラムに至ったのか,また当初MACSでやりたいと思っていたができなかったことなどを思い出し,この10年のMACSの歩みや,MACSとその後の京大理学の諸活動との関わりなどについて,いくつか取り上げてお話してみたい.
15:30-15:55 講演2「MACSから生まれた躍動感」高橋淑子 博士 (生物科学専攻 教授)
「MACS」は語呂がよかったせいか多くの人に覚えていただき、「名付け親」として嬉しい限りです。私はベタベタの実験発生生物学者であり数学とは縁遠かったのですが、なぜかMACSには初めから首を突っ込む形となり、以来、10年間にわたりSGを企画しました。「本物(トリ胚)をみて数理を考える」という共通テーマのもと、物理・数学の院生や学部生たちが数式を議論し、顕微鏡をのぞいて生(なま)のトリ胚を観る姿に心躍りました。当時ハーバード大から出た「腸ルーピング」論文は、実験生物―物理―数理の融合研究で世の中を驚愕させましたが、「ハーバードでできることが京大理学でできないはずがない」を合い言葉に、新しい挑戦に胸躍る10年間でした。

15:55-16:20 質疑応答
16:20-16:30 休憩

[16:30-18:30 第2部 2024年度 MACS 成果報告会]
16:30-17:30 各スタディグルーブ フラッシュトーク
17:30-18:30 参加学生によるポスター発表

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講演者

高橋 淑子

京都大学 大学院理学研究科 生物科学専攻 教授