日時
2023年1月7日(土)13:00 - 17:00 (JST)
会場
  • 名古屋大学 野依記念学術交流館とZoomのハイブリッド開催
言語
日本語

昨年度に引き続き数理科学研究による社会課題の解決の可能性を探るシンポジウムを開催します。昨年度は、「数理研究の社会実装―課題と克服」というテーマで、企業の課題から抽出された数理課題に取り組む数理科学者の講演会を行い、個々の研究者レベルで興味ある課題についての取り組みが活発になっていることを見ました。今年度は、さらに広い課題で数理科学者と企業での課題を「つなぐ」をテーマにして、企業と共同研究を強く推進されている研究者だけでなく企業の立場から数理科学研究者との連携をなさっている企業側の皆様の活動を紹介し、その活動の成果だけでなく、連携の難しさやその解決のための意見交換を参加者の皆様と共有するパネルセッションを設けたいと考えています。このような活動に興味のある企業研究者や数理科学者の皆様の積極的な参加を心よりお待ちしています。

主催:
JST未来社会創造事業「共通基盤」領域 本格研究課題 未来医療を創出する4次元トポロジカルデータ解析数理基盤の開発

共催:
九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所
理化学研究所iTHEMS

後援:
株式会社 理研数理,株式会社JSOL,
京都大学 大学院理学研究科 附属サイエンス連携探索センタ−(SACRA)

コーディネート:
名古屋大学大学院 理学研究科 生命理学専攻 異分野融合生物学研究室/iBLab

【招待講演】
岡島博司(トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー 主査)“トヨタ自動車に於ける統計数理の取り組みと今後に向けた期待”
杉田有治(理化学研究所 開拓研究本部 主任研究員)“分子動力学ソフトウェアGENESISの開発と「富岳」を用いた創薬・医療応用計算”
藤澤克樹(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授)“デジタルツインのための数理・情報技術と産業応用−量子スマート工場の構築に向けて−”

【パネルディスカッション】 
企業活動と数理研究をつなぐことについてうまくいったこと,いかなかったこと,企業側と数理側の立ち位置の違いやお互いが協力関係をどう築いていくのがよいのか,困難とその克服について議論いただきます.

パネリスト:
江村克己(日本電気株式会社 シニアアドバイザー/日本経済団体連合会イノベーション委員会企画部会長)
江田哲也(株式会社 理研数理 社長)
高根沢悟(ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター デジタルエンジニアリンググループ グループリーダー)
池田博榮(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 シニアコーディネーター)
樋口博之(富士通株式会社 発見数理プロジェクト・プロジェクトマネージャー/東北大学 数理科学連携研究センター 特任教授)

モデレータ:
庄境誠(京都大学オープンイノベーション機構 統括クリエイティブ・マネージャー)