初田プログラムディレクターがアメリカ芸術科学アカデミー外国人名誉会員に選出

2024年4月24日にアメリカ芸術科学アカデミーは250名の会員（25名の外国人名誉会員）の選出を発表し、理化学研究所数理創造プログラム(iTHEMS)の初田哲男プログラムディレクターが外国人名誉会員に選出されました。米国芸術科学アカデミーは1780年に設立された米国最古のアカデミーであり、アカデミーのミッションは以下のように述べられています。"1780年に設立されたアメリカ芸術科学アカデミーは、卓越性を称え、人類のあらゆる分野のリーダーを招集し、新しいアイデアを検討し、国家と世界にとって重要な問題に取り組み、「自由で独立した有徳な国民の利益、名誉、尊厳、幸福を増進する傾向にあるあらゆる芸術と科学を育成する」ために協力している。"

アカデミー会長のデビッド・オクストビー氏は以下のように語っています。「私たちは、芸術家、学者、科学者、公共、非営利、民間部門のリーダーたちの功績と、新たな高みに到達するために必要な好奇心、創造性、勇気を讃えます。私たちはこれらの傑出した人々に、深刻な課題に対処し、共通利益を促進するためのアカデミーの活動に参加するよう招待します。」

理化学研究所から、 これまで有馬朗人氏（元理化学研究所理事長）、 野依良治氏（元理化学研究所理事長）、竹市雅俊氏（元発生・再生科学総合研究センター長）、横山茂之氏（元生命分子システム基盤研究領域長）らが選出されています。今回は、日本から初田哲男（理研数理創造プログラムディレクター）と熊倉功夫氏(国立民俗学博物館名誉教授）の２名が選ばれています。任命式は、９月２１日にマサチューセッツ州ケンブリッジで行われる予定です。

初田哲男プログラムディレクターからのコメント
「今回アカデミーの外国人名誉会員に任命して頂き大変名誉に感じます。さまざまな分野の諸先輩方と協力して、人類の幸福と科学の発展に貢献できればと思います。」