理化学研究所(理研)開拓研究本部非平衡統計力学理研白眉研究チームの濱崎立資理研白眉研究チームリーダー(数理創造プログラム上級研究員)は、「巨視的な遷移」を伴うような物理的過程において有用となる「速度限界」、すなわち遷移速度に関する不等式を新たに発見しました。 本研究成果は、量子多体系の熱平衡化の時間スケールなどをはじめとする非平衡統計力学へ示唆を与えると同時に、巨視的な量子系の制御など、近年重要となっている量子技術の基礎的な理解に貢献することが期待できます。

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Reference

  1. Ryusuke Hamazaki, Speed Limits for Macroscopic Transitions, PRX Quantum 3, 020319 (2022), doi: 10.1103/PRXQuantum.3.020319

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