カトゥリン・ボシゥメン副プログラムディレクターのインタビュー記事が、「RIKEN NEWS Winter 2023」に掲載されました。

新型コロナウイルスの伝染は、感染者が非感染者を感染させることによってのみ起こります。従ってすべての感染者が家にとどまるならば、新しい感染は起こらず、流行は収束するはずです。伝染は各個人の行動に依存するため、感染を制御し、収束させるためには社会の全ての人の協力が必要になります。これが私たちが今日直面している大きな課題です。

そこで問題となるのは、誤った情報が社会に氾濫していることです。例えばワクチンを接種するかしないかを判断する場合。人は事実よりも自分自身の考えや、友人、家族の意見を信じるものです。報道機関、あるいは政府、製薬会社、科学者に対する不信感を持っている人もいます。実際、情報に欺ぎ瞞まんや誇張がないとは限らないので、常に懐疑的であることは適切で健全なことです。疑いは科学にとって必要不可欠です。これまでの考えと矛盾するデータでも拒否してはなりません。それが現在の考えが間違っていることを教えてくれるかもしれないからです。

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