ブラックホールを情報ストレージとして一人一個持ち歩ける未来が来るかもしれない?
Useless Prototyping Studio第1弾プロトタイプ「Black Hole Recorder」完成
科学的理論を元に空想し、未来の情報ストレージデバイスをプロトタイピング。
―3月14日(日)~21日(日)まで日本科学未来館にて期間限定特別公開―
一見役に立たないプロトタイプで、未知への好奇心が未来をつくる可能性を可視化する「Useless Prototyping Studio」(ユースレス・プロトタイピング・スタジオ)は、第1弾プロトタイプとして、未来の情報ストレージデバイス「Black Hole Recorder」(ブラックホール・レコーダー)を制作しました。また、本日3月12日公開の特設サイトにてその概要や、背景情報などを公開します。さらに、一般の皆様にご覧いただける機会として、ブラックホールの基礎理論を構築した2名の科学者、アルベルト・アインシュタインの誕生日であり、スティーブン・ホーキングの命日である3月14日(日)から、東京都江東区の日本科学未来館にて「Black Hole Recorder」を期間限定で特別公開します。
Black Hole Recorderは、ブラックホールを制御し、情報を蓄積できるデバイスとして利用する未来を見据えて開発された、ブラックホールストレージのプロトタイプ(模型)です。蓄音機をモチーフに、膨大なデータを録音することができるデバイスという設定です。また大容量の情報を蓄えるだけでなく、取り込んだ情報を取り出すことも可能です。人間は、数千年前に文字を発明して以降、情報を記録する媒体と技術を紙・印刷・写真・蓄音機・映像・データと進化させてきました。近年、どれだけ大量の情報を蓄えられるかの開発がされています。そして将来、ブラックホールを情報ストレージとして活用し、ポケットに入れて持ち運ぶ時代の可能性が考えられます。