蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述
2020-07-09
プレスリリース
理化学研究所(理研)数理創造プログラムの横倉祐貴上級研究員らの共同研究チームは、量子力学と一般相対性理論を用いて、蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述しました。
本研究成果は、ブラックホールの正体に迫るものであり、遠い未来、情報を蓄えるデバイスとしてブラックホールを活用する「ブラックホール工学」の基礎理論になると期待できます。
本研究は、オンライン科学雑誌『Universe』(6月4日付)に掲載されました。
Reference
- Hikaru Kawai and Yuki Yokokura, Black Hole as a Quantum Field Configuration, Universe 6(6), 77 (2020), doi: 10.3390/universe6060077