1月10日(水)、ソウル大学(SNU)の学生グループ「GLEAP」の一行22名が、同大学生物科学部自然科学科のJi-Young Lee副学部長に引率され、iTHEMSを訪問しました。メンバーは学部2年生から4年生まで、数学、化学、生物学、物理学、統計学など幅広い分野の学生でした。iTHEMSへの訪問は、将来の進路や研究の方向性を検討するため、数日間にわたり日本の様々な大学や研究機関を訪問するツアーの一環です。

理研に到着した一行は、iTHEMSのメンバーである金 東昱とカトゥリン・ボシゥメンの出迎えを受け、まず仁科センターのイオンビーム加速器を見学しました。次に、iTHEMSのコモンルームで軽食をとりながら、ごく短時間のカジュアルな会話を楽しみました。カトゥリン・ボシゥメンは、SNUの学生が将来iTHEMSのメンバーになるための様々な機会(JRA、IPA、SPDR、RS/SRSなど)について5分間紹介しました。さらに、6名のiTHEMS研究者(金 東昱、辰馬 未沙子、田中 章詞、カトゥリン・ボシゥメン、シュテッフェン・バッケス、難波 亮)がそれぞれの研究について12分間の講演を行いました。その後、数名のiTHEMSメンバーも加わり、学生とiTHEMSメンバーがそれぞれ簡単に自己紹介と研究テーマについて話し、軽食を食べながら、iTHEMSのメンバーとSNUの学生との間で興味深いカジュアルなディスカッションが続きました。学生たちは、iTHEMSを訪問し、iTHEMSのメンバーが行っている幅広い研究について学ぶことができ、とても楽しかったと話してくれました。全体として、将来のアカデミックキャリアを考えている若い研究者にiTHEMSメンバーの研究を紹介する素晴らしい機会となりました。

iTHEMSのアシスタントの皆さん、時間を割いてこのイベントに参加し、学生にとって興味深いものにしてくれたiTHEMSの研究者の皆さん、そして特に、SNUの卒業生である金 東昱に感謝します。

Reported by Catherine Beauchemin

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